初めまして!
理系アラフォーで転職4回のたぬよです。
このブログを始めたわけ
初めまして、「たぬよ」と申します。たぬき顔のアラフォー主婦です。
理系大学時代の同級生と久々に再会し、交際半年で結婚した理系夫婦です。
私「たぬよ」は理系大学(化学系学科)を卒業後、次々とブラック企業に勤め、4度の転職を経てようやく理想の職場にたどり着きました。
働く環境は最高に良くなりましたが、年収は一度下がったまま上がらず。現在アラフォーですが、「え、初任給?」と言いたくなる年収350万円です。
しかし、嫌な同僚や上司もおらず、定時の鐘と同時に退社、やりたい仕事が自分の裁量でできて、時々美味しいものも食べられるという最高の環境なので、満足しています。
初めまして!
夫のライオン丸と申します。
同じく理系のアラフォーです。
一方、夫「ライオン丸」はというと、理系大学院(化学工学)を卒業後、転職3回で現在大手企業に勤めており、着実に年収をアップさせ、1,000万円を超えました。
ふと考えてみると、同じ大学を卒業(旦那はその後、別の大学院の研究室へ進学)した2人なのに、年収が倍以上違うんですよね…。
私は良い環境で働くということばかり考えていましたが、結婚して改めて比べたら
「こんなに違うのか!!!」と愕然としました。
そこで私がもし次に転職する機会があるなら、次こそ年収アップさせたい!!と思い、どうやったら年収がアップできるのかをライオン丸から徹底的に聞き出しました。
すると、2人の転職の方法から、転職に対する考え方までが全然違っていたんです…。
当初は自分の転職に活かそうと思っていたのですが、2人を比較考察すればするほど、
「もっと早く知っていれば〜〜〜〜〜!!!」
と思うことがたくさんありました。
そもそも理系(化学系)の友人は私たち夫婦ほど転職している人もおらず、あまり相談もできなかったし、以前は今ほどSNSで情報もなかったので、転職と言えば就活に毛が生えた程度の情報しかありませんでした。
転職を4回して思うのは、理系(研究・技術職)の転職って特殊だなと。
転職する人が少ないからか、あまり情報がない。
それならこの理系の転職についての情報や考察した内容を多くの理系の人に知ってもらって、少しでも転職に役立ててもらいたい!と思い、ブログを始めることにしました。
妻「たぬよ」のヘボ履歴書
わたしは大学で化学系の学科に進学したのですが、これ以上勉強するのがイヤで大学院には進まず、大学4年で卒業しました。
ここからヘボ履歴が始まります。少々お付き合いください。
就活、1社目に入社
それほど情熱をもってやりたい事もなく、広く色々な業界で就活をしていました。
面白そうな仕事をして、適度なお給料があればいいなくらいにしか思っていませんでした。社会人ナメてました。すみません。
徐々に食品業界に強く興味を持つようになり、そこを中心に就活した結果、食品業界の中小企業に入社しました。
ここでは良い会社に恵まれ、やりたい食品開発の仕事もできました。もちろん不満は多少ありましたが、仕事が面白かったので問題なく頑張れていました。
とはいえ、今では考えられませんが、当時はまだ残業の概念がゆるく、17時半の定時が終わっても誰も帰らず、20時過ぎたら帰りはじめるという雰囲気でした。21時くらいまでなって初めて「残業申請してね」と言われる感じです。(現在はもちろん違うそうです)
開発の仕事は研究室の延長のような感じで、1社目ということもあり、これについては全然疑問にも思っていませんでした。社会ってこういうものなのかと。今考えると怖いですよね。
初めての転職
ところが30代直前、わたしは自己啓発系の本にハマるなどして、1度しかない人生、更にやりたい事にチャレンジしようと急に思い立ち、まったくの未経験分野に転職しました。なんとテレビ制作。
当時年収は500万近くあったのですが、未経験ということもあり360万円に。
しかも契約社員としての入社でした。
とはいえ、そんな(無謀な)チャレンジする人は珍しかったのか、会社の人には応援されての転職でした。唯一、親からは反対され、大学の学費を返せと言われましたが。今となっては心配して言ってくれた事だと思います。
テレビ業界といえばブラックというイメージがあるかと思いますが、想像通り。ADさんは会社によく泊まってました。
私は現場チームではなかったので、かなりホワイトに働かせてもらっていました。たまに収録前に泊まりで準備したりしましたけど。缶の塗装削ったり、小道具作ったりとか。面白かったです。
そんな人生の一大チャレンジでしたが、頑張りすぎて偉い人に気に入られすぎ、愛人にされそうになったので、逃げるように転職することに。
でもここでの経験は一生の宝だと思っています。人生2週目でもきっとチャレンジすると思う。
ここから短期間の転職が3回
その後入社したのが研究職派遣の派遣元。理系の研究者をリスペクトしていたので、そのサポートがしたくて入社しました。入ってみると見えてきた現実と理想のギャップ。多くの理系出身者が苦労して働いていました。
ここでの経験は、このブログを書き始める1つの原動力にもなりました。
私も求人でよく見ていたので、もしかしたら研究者側で働いていた可能性もありました。
研究職派遣についてきちんと知った上で転職先として選択できる人が増えるようになってほしい。そのために情報発信したいという気持ちを持ちました。
サポートが仕事のはずが営業もやることになり、営業向かないなと実感。
しかも、研究社員には残業代をつけるように厳しく言っていましたが、裏方はサービス残業ばかりでした。
この頃は、慣れない営業と遅くまで残業でかなり疲弊してしまっていました。自然と涙が出てくることも。
そんな中、結婚が決まり転職することに。結婚してからすぐの転職活動は1番キツかったです。
結婚で夫の職場の近くに引っ越したので、先に退職してからの転職活動。
結婚しているのでお金はなんとかなるはずですが、1社また1社と不採用通知が届くたびに、心の余裕がどんどんなくなっていきました。
30歳過ぎの新婚という事で、毎回「お子さんはどうお考えですか…?」と聞かれました。
正直に答えたのが良くなかったのか、全然受からず。エージェントから「別の男性候補者に決まりました」と聞かされた時は悔しかったなぁ。
企業側からしたら入社してすぐ産休のリスクがあり、しかも旦那の転勤の可能性もある人より、男性を選ぶというのは分からないことはなく。(もちろん、それが理由とは言われてません)
実際すぐに転勤になったので、企業としてはリスク回避できたということになるのでしょう。
女性の30代の転職の難しさを実感しました。
ちなみにあまりに決まらないので、文理問わず派遣も受けてみたのですが、全然受からなくてビックリしましたw
事務や入力系はベテランの人も応募してるので、未経験者で年齢高めは落とされる。
理系の派遣って分析とかがほとんどなので、理系でも分析系の実績ない私は書類も通らない。
あとはバイトみたいな金額で開発助手をやるか…。でも大抵研究所って郊外なので家から通えない…。
といった感じでした。
決まらない時期は、自己肯定感マイナスになるくらい辛かったー。
結局、転職エージェントさんに協力してもらい、しつこく求人を探して、中小企業(小より)の開発職に転職することができました。
ところが焦ったのが良くなかったのか、こちらもブラック企業。定時になると「打刻しときます〜!」と言われ、そこからサービス残業開始。さすがに遅くなると残業申請できますが、あのシステム(?)には驚きました。
しかもお客さんがコンビニ系だったので、開発スパンが短く大変でした。営業が夕方にサンプルを持って帰ってきて、翌日持って行くから提出品を作ってと言われたこともありました。当然すぐ作れないので、0時近くまで作業。
車で通勤していたのですが、連日忙しい日が続いていた時、会社を出て次に気がついたら家の駐車場にいた時は青ざめました。事故ってはなかったので良かった…。
しかし1年ほどで夫の転勤でさらに転職することに。
こちらは幸運にも以前の会社の先輩から紹介してもらえたので、転職活動はほとんどしないまま次の職に就くことができました。
ここは年収は低いけど、他は最初に書いた通り最高の職場。同僚にも恵まれ、定時の鐘と同時に退社、やりたい仕事が自分の裁量でできて、時々美味しいものも食べられます。最高。
以上、こんな感じの履歴書です。
行きあたりばったりで一貫性もなく、転職回数も多いので、自分でもかなりヘボ履歴書だと思います。
エージェントさんは「全然大丈夫ですよ」って言ってくれることもあったのですが、そんなに大丈夫ではなかった(笑)。結果として転職できたから大丈夫だったのかもしれませんが。
自分としてはやりたい事はやってきたし、面白い人生送ってるとは思うので、それが救いです。
でも採用側は面白いだけじゃ採用できないんですよね。
こんな履歴書だからこそ、転職が上手くいかない人の気持ちが痛いほど良くわかります。
私も辛かった。転職って職場の人には相談できないし、自分と向き合っていく作業が続くからホント辛いですよね。
私「たぬよ」は、理系のあなたが「年収アップ」でも「やりたい仕事をする」でも、理想の転職に成功できるよう心から応援しています!
運営者「たぬよ」について
たぬよと申します。昭和感のあるタヌキ顔です。
運動は苦手ですが歩くのは好きなので、「〇〇まで歩いて行った」と言ってよく驚かれます。
1人っ子なので1人で遊ぶのが得意です。4人以上いるとあまり喋らなくなります。
HSP診断受けたら大体当てはまります。あれって人類共通の項目じゃないの?って思ってたけど、旦那にはまったく当てはまらないことに気が付きました。
昔から感覚で動くタイプです。
でも物を買うときは鬼リサーチしてから購入します。口コミを散々見てから、お店に行って更に悩んで、結局買わないで、旦那をイライラさせています。
*出身:山口県
*年齢:アラフォー
*好き:お笑い、漫画、手帳、コーヒー、BUMP OF CHICKEN、ゲーム