これまで在籍した5社のうち4社がブラック企業でした…。
私の経験からブラック企業に転職しない方法をお伝えします!
既に私のプロフィールを読んで頂いた方はご存知かもしれませんが、私は4社のブラック体質企業に勤めてきました。
IT業界も以前はその日のうちには帰られないなんて噂を耳にしたものです。
時代もあったのかもしれませんが、特に私の働く食品業界でもまだチラホラ噂を聞くことが。
これは私の経験なので、食品業界を中心にお話させて頂きますが、他の業界にも通じるところがあると思いますので、転職を考えている方はぜひ参考にしてくださいね!
ブラック企業とはどんな企業か?
よく言葉を耳にする“ブラック企業”ですが、具体的にはどんな企業を指すのでしょうか?
下記、厚生労働省のHPより引用です。
厚生労働省においては、「ブラック企業」について定義していませんが、一般的な特徴として、
① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す、
厚生労働省 労働条件に関する総合情報サイト 確かめよう労働条件 Q&Aより
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い、
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う、
などと言われています。
大手企業を中心にかなり是正されてきた会社が多いと思いますが、中には古くからの慣習などがまだ残ってしまっている企業もあります。
昔のように極端な例はないにしても、例えば私は転職してすぐに「これは勉強だから」と言われて残業申請しづらく感じてしまう…なんてこともありました。
教育だって業務の一環なので、しっかり残業代を支払うべきだし(そもそも業務時間中に勉強させてって話ですよね)、しっかり残業代をもらうべきなんです。
とはいえ、空気を読んでしまう日本人気質の人はなかなか言い出しにくかったりしますよね(私です)。
ですので、なるべくブラック気質のない会社を選んで転職するというのは、気持ちよく働く上で大切なことだと考えています。
理系の研究職・開発職にはサービス残業が多い?
実際に私が働いてきた印象ですが、理系の研究職や開発職は上記ブラック企業の特徴②である賃金不払残業(以下、サービス残業と呼びます)が多い傾向にあると感じます。
その理由を考察してみました。
研究や開発職でやりがい重視で入社した人は特に、残業に関する考え方が緩くなりがちです。
特にまだ管理職の世代は「残業当たり前だった世代」が多いと思いますので、自然とサービス残業する雰囲気になってしまうことも。
ブラック企業要素の気持ちがあると、ブラック企業に入社してしまう
私も理系開発職で昭和生まれなので「多少の残業なら、まぁいっか」と思うタイプで、
上記のサービス残業が多くなる2つの理由もぴったり当てはまっていました。
しかし、残業のない職場で働いてみると、
・残業しなくても良いものは作れる
・効率よく働いてプライベートを充実させると、更に仕事に集中できる良い循環が生まれる
ということに気が付きました。
時代の流れ的にも、仕事の本質的にも、残業しなくていいなら残業しない方が良いのです。
さらに、私が4社もブラック企業に勤めて分かったのは、
自分の中に多少のサービス残業ならOKといった、ブラック企業要素の気持ちがあると、ブラック企業を見極めにくくなるということです。
ブラック企業に入りたくないと思ってこのブログを読んでくださっているなら、
まず自分の中にブラック企業要素がないか確認してみてください。
自分にとってのブラック企業・ホワイト企業とは何かを明確にしておくと、ブラック企業を見極めやすくなります。
ブラック企業に転職しない方法
それではブラック企業に転職しないための方法7つをお伝えします!
ブラック企業に転職しない方法
❶休日数をチェックする
❷「みなし残業」はやや注意
❸長期掲載されている求人は避ける
❹一族経営には注意
❺転職口コミサイトを参考にする
❻信頼できる人から情報を得る
❼自己肯定感を高く持つ
方法①:休日数をチェックする
休日が少ない=ブラック企業とは限りませんが、チェックポイントの1つではあります。
休日が120日ですとほぼカレンダー通りに休めます。それより少ない場合は土日や祝日に出勤があるので、面接の時に質問してみても良いかもしれません。
私が面接を受けた会社では、毎月1回土曜出勤して勉強会をするという会社がありました。
あくまで会社の方針や業界にもよりますが、110日以下の場合、私だったら一応警戒します。
ライフワークバランスが重要と言われている現代で、それに逆行する流れということは、古い体質が残っている可能性があるからです。
方法②:「みなし残業」はやや注意
「みなし残業」の記載がある場合はやや注意です。
これも確実にブラックという訳ではありません。
みなし残業を超えた場合の残業代の申請状況と、平均残業時間などは、面接で確認しておくべきです。
私は入社後に「みなし残業の時間を超えても誰も申請してないんだ…」と同僚に言われたことがあります。(途中から申請するように変わりました)
面接では「みなし残業時間はほぼ超えない」と言われていましたが。
ですので、みなし残業時間を超えた場合の具体的な時間算出方法や申請方法について質問しておくと良いと思います。すっと出て来なかったら少し疑わしいです。
残業が全くない会社はみなし残業の制度を取り入れません。
みなし残業があるということは残業が多い、外出が多いなどの理由があると推測されます。
もちろん残業が悪いということではありませんが、残業に対する考え方が古い体質の会社だとブラック企業の可能性があります。
方法③:長期掲載されている求人は避ける
個人的にブラック企業を避けるための1番のポイントは長期(複数回)掲載求人を避けることです。
私も1回の転職だと気付かなかったのですが、何度も転職していると毎回紹介される求人があります。
私の場合は面談に進まなかったのですが、なかなかのブラック企業と後でウワサに聞きました。
長期や複数回求人するということは、離職率が高い可能性があります。
離職率が高いということは、ブラック企業の可能性が高いわけです。
ハイスキル求人などの場合は該当者がいないということも考えられますので、自分の求める条件に当てはまる場合は信頼できる転職エージェントなどに相談してみると良いと思います。
方法④:一族経営には注意
食品業界の中小企業によくある「一族経営」。お父さんが創始者で、息子が取締役みたいな会社です。
もちろん良い会社もたくさんあります。
私も勤めたことがありますが、とてもアットホームな雰囲気でした。
ただ、良くないウワサを聞くことも多いです。一族と合わないとクビになるとか、息子が好き放題やってるとか。やや古い体質の会社が多いのかなという印象です。時代に合わせて変化しにくい会社が多いというか。
しかし悪いウワサほど大きくなって広まりやすいものなので、決めつけるのも良くないです。
口コミサイトを確認したりエージェントに相談するなどして、客観的に判断するのが良いでしょう。
方法⑤:転職口コミサイトを参考にする
転職の口コミサイトで確認するのも1つの方法です。
ただサイトに書き込む人は転職希望の人が大半なので、悪い印象を書いている場合が多く、全てを鵜呑みにするのも良くありません。
私はたくさん見過ぎてどこにも応募できなくなりました。笑
SNSと思って参考程度に見るにとどめましょう。
方法⑥:信頼できる人から情報を得る
可能であれば信頼できる人からの情報が1番確実な方法です。
理系の場合、同じ業界内で転職することも多いかと思います。
会社の特に営業の人などは他社情報を持っていることが多いので、普段からさりげなく情報収集しておくと良いでしょう。
私も営業さんの情報のおかげで、ブラック企業の面接を受けずに済みました。
方法⑦:自己肯定感を高く持つ
「ブラック企業要素の気持ちがあると、ブラック企業に入社してしまう」でも書きましたが、
「働かせてください」という気持ちが強すぎると、ブラック企業かどうか見極めにくくなります。
たくさん面接に落ちると気持ちの余裕がなくなるのは、めちゃくちゃよく分かりますが、
面接は企業が求職者が相応しいか選ぶ場でもあり、
求職者側が企業を見極める場でもあることを忘れずにいましょう。
私が面接を受けた会社で、業務内容もやりたい内容、年収も上がるという会社がありました。
しかし、面接で女性管理職の方から「私は出産3ヶ月目から働き始めました。あなたは出産後どのくらいから働き始めたいと考えていますか?」と聞かれました。
全て良い条件だったのですが、この言葉が引っかかり、迷いましたが辞退させて頂きました。
後に離職者の多い職場だったと聞き、判断は間違ってなかったと感じています。
まとめ
今回は、ブラック企業に転職しない方法について解説しました。
ブラック企業に転職しない方法は下記の7つです。
❶休日数をチェックする
❷「みなし残業」はやや注意
❸長期掲載されている求人は避ける
❹一族経営には注意
❺転職口コミサイトを参考にする
❻信頼できる人から情報を得る
❼自己肯定感を高く持つ
自分からホワイト意識を持って、なるべく心と時間に余裕を持って転職活動するように心がけましょう。
とはいえ、実際無理だよという声が聞こえてきそうですが…。
人間は意識するだけでかなり変わるそうなので、まずは余裕を持とうと意識してみることから始めて見てくださいね。
あなたの転職にこの記事が参考になれば幸いです!